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第71回日本口腔衛生学会・総会

共催セミナー1

共催セミナー1 
(協賛:ライオン歯科材株式会社・株式会社モリタ)

「う蝕予防セルフケアに寄与するフッ化物高滞留・徐放技術について」

講師 今崎 麻里 先生(ライオン株式会社 研究開発本部 オーラルケア研究所)

 幅広い世代における歯の喪失原因の一つであるう蝕の予防には、フッ化物による歯の再石灰化促進と耐酸性の向上が有用である。一方、フッ化物は歯みがき後の吐き出し・すすぎ・唾液分泌等により容易に口腔外へ排出される。そこで、口腔内にフッ化物を滞留させて機能を発揮する技術の確立を目指し、フッ化ナトリウムとフッ化物の滞留に効果的なコーティング剤からなる技術をベースに、カルシウム・リンを配合した結果、フッ化物を高滞留かつ徐放可能な技術の開発に成功した。本セミナーでは本技術のメカニズムやその有効性について紹介する。